2014年11月27日木曜日

2014.11.24


佐藤初女さんと田口ランディさんの対談を聴きに行った。

ランディさんの本を初めて読んだのはいつだったっけ。たしか父から借りたのか、紹介してもらったか。
初女さんについては、恥ずかしながらおむすびを連想するぐらいしかわからなかったのだけれど、少しネットで調べるうちにこの対談がとても楽しみになった。

対談は、「自分が…自分が…」という出だしのランディさんの詩から始まった。
非常に耳が痛いというか、身に覚えがあるというか、まるで自分の心の奥の黒い部分に触れられたかのような詩。
そう、どうしてもいつも自分が、自分ばかりが苦しいと感じてしまうんだよなぁ。そして、言い訳ばかり上達する。
ちょこちょこ話されていたエピソードからも親近感の湧く方だった。
そうか、ランディさんもそうなんだなぁって。私も前進出来るように頑張りたいなぁって。

初女さんは言った。
面倒くさいという言葉を聞くと悲しくなる。面倒くさいと思う気持ちは世の中を悪くしてしまう。
今日と明日は違う方がいい。そのためには、工夫をしつづけることが必要だと。
丁寧に暮らしたいけど時間がないと相談する人には、おしゃべりの時間を減らしたらいいのだと。
そして、考えるだけではなく実践しなければならないと。
みんな忙しいと言うけれど、急いだその結果はだいたい良くない場合が多いでしょうって言葉には深く頷いてしまった。最近、痛感していたから。
ゆるやかに流れる会話の中に、しっかりと芯が通っている感じ。ただ優しく穏やかな可愛いおばあさまではないところが素敵だった。
それは90年以上、様々な環境の中で、たくさんの人と接してきた初女さんの言葉の重み。
私の暮らしにも活かしたい。

誘ってくれた友だちとのランチの時間も、おいしくて楽しかった。
次女の産後にひとりで出掛けるのは初めてで、浮かれて饒舌になっていた気がする。
授乳間隔が空くようになった次女は、ごはん食べたりお散歩したりして、ご機嫌に過ごしていたそうで。
夫のお父さんレベルアップに、喜びと安心8割、寂しさ2割。


0 件のコメント:

コメントを投稿