2017年6月18日日曜日

凸凹

最初に、あれ?って思ったのは、たしか4年ぐらい前。
息子はなかなかに育てる上で色々な工夫や配慮がいる子だった。
幼稚園へ入園してからも、園生活自体は特に問題はないものの、息子の中には日々モヤモヤしたものが溜まっていて、帰ってからよく爆発。
幼稚園へ行ってしまえば楽しいこともたくさんあるけど、朝はとにかく登園拒否をし続けていたし、行事前は輪をかけて手がかかった。

滑舌がきっかけで在園中から通い始めた市の療育で出会った先生が、息子とすごく相性のいい方で、幼稚園も体操教室も行き渋るのに療育は嫌がらなかったし、家での様子に近い姿で過ごしているのを見て、やっぱり息子にはこういう場所が必要なんだなぁとマジックミラー越しに感じていた。

その先生とのお別れが近づいていた3月、これまでの様子と就学に備えて発達検査を受けてみると、やっぱり息子の発達には凸凹があって部分的にすごく苦手なことや出来ないことがあるということが、私の母親としての感覚だけではなく検査結果として表れていて。
そろそろ家庭内だけじゃなくてもう少し広く支援の手を広げるタイミングが来たんだなと思った。

こどもたちの通う小学校は、人数も多すぎず少なすぎず、校長先生をはじめ先生方も特別支援に理解があって、とても恵まれた環境。
先生方と面談を重ねて、息子は担任の先生や支援員さんにサポートしてもらったりハードルを下げてもらったりしながら、普通級で毎日学校生活を楽しんでいる。
友だちもたくさん出来た。放課後も友だちとの約束で忙しい。
大げさにカミングアウトする必要性はないけれど、頻繁に家を行き来する友だちのお母さんには息子の特性についてお話させてもらっていて、本当に有難いことにたくさんの人たちが一緒に息子の成長を見守ってくれている。
市の先生が紹介してくれた民間の療育の先生がこれまた息子と相性が良くて、学校と家以外の安全地帯のような場所が出来て、嬉しい。

今までもこの先も、時に楽しさや愛しさだけでは乗り切れなくて、苦しく辛い波にのまれることもたくさん。
でも、どれだけ泣いても怒っても落ち込んでも、最後に残るのは息子への愛情。言葉に出来ないぐらい息子を愛してるんだなって気付く。
病院行けば診断つくんだろうけど、先生方とも相談して、今はそこは重要視しないことにした。
『どんなうーちゃんでも うーちゃんはうーちゃんだから』って言ってくれた夫と、弟の気質をよくわかってる長女と、うーちゃん大好きな次女と、これからも5人6脚!


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